「窓」柄の洋服　-the last flower of the afternoon-

車内から流れる風景は何にもない田園がずっと続くこともあれば、

同じ建物が並ぶ住宅街が続くときもあります。

ただただ川や木々しか見えない単純な景色もあります。

それが毎日乗る車でも、時々利用するのんびりした各駅停車でも、

何回も目にしている当たり前の風景の中でも、毎回必ず新しい発見があります。

それが新鮮で、楽しいんですよね。

色々を想像して物語を作って遊ぶこともあれば、

眺めた風景を基に自分自身へのフィードバックをすることも多くあります。

今回ご紹介するお洋服は、そんな車内からの風景には欠かせない

「窓」がキーワードのウィンドペン柄。

the last flower of the afternoonの透明な憂愁シリーズです。

 

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透明な憂愁 -linen sheer window pane-

windowpane(ウィンドペン)は「窓ガラス」を意味します。

イギリスでは古くからあるトラディショナルなチェック柄の事を指し、

pane（ペン）とは、窓枠、窓ガラス、羽目板などという意味です。

リネン100%のシャリっとした肌触りが特徴。

黒ベースに金のステッチ、白ベースに赤のステッチは高貴な雰囲気をプラス。

番手の違う糸を織り上げ、その番手差から表現される光の通り方の違いが美しく、

程よい透け感と格子状の細いラインが繊細で美しい雰囲気を表現しています。

窓について面白い記述がありました。

窓は、風の通り道として、また、外の世界との接点として、人々に夢や希望を与え続けてきた。 気候や風土、建物の素材などに併せ様々な形の窓がある一方、戦争や侵略から身を護る手段の一つとしても重要な役割を担ってきた。 時にはその採光を生かした宗教的芸術として、窓は人々の信仰の対象にもなってきた。 窓が見える景色には民族や文化、歴史のアイデンティティーが込められている。 　 引用 https://bs.tbs.co.jp/journey/KDT0700400/

当たり前の話ですが窓からは景色が見えます。

ただ、同じ窓でも時間、季節、状況など見る人によって

同じ窓でも違ったものが現れる。

そこに新しく表れたものは新たな感性となり、

自分自身のページに刻まれていきます。

視覚だけでなく、内面にまで考えてみると面白いですよね。

the last flower of the afternoonを着る日は

自然と背筋が伸びるような気持ちになります。

シャンとした日は新しい気付きを得やすいもの。

このお洋服たちも「窓」として、新たな世界を見せてくれるはずです。

 

BACK OPEN DRESS

 

すっきりとした印象の見た目のドレス。

医療現場で使用される防護服をモチーフに製作しています。

首元にたっぷりと配したギャザーやコードの結び方で様々な着こなしが出来ます。

本来は後ろ開きですが、前後を逆にし両面での着用が可能。

羽織るだけでも雰囲気良くご着用頂けます。

PULLOVER SLIT BLOUSE 

程よい丈感のブラウスはテントシルエットのプルオーバータイプ。

袖のタックやスリットなどのディテールを入れることで

着用時のシルエットを綺麗に見せています。

身幅も広すぎず、ジャスト過ぎず。

パンツにもスカートにも合わせやすいです。

FICHU

フィシューと呼びます。

フィシューとは18～19世紀のヨーロッパにて使用された

ボディスの低いネックラインを埋めるための

女性用のスカーフまたはショール状のもの。

絵画でもよく見られ洋服の中にはさんだり、

肩にかけたりしているのが描かれています。

ベストのような形状です。

胸の前に垂らしてウエストの紐で抑えてもいいですし、

前で縛ってストールっぽく使ってみてもいいでしょう。

無地のtシャツやシンプルなシャツの上から重ねてみれば、

一枚で雰囲気をガラッと変えてれます。

ちなみに透明な憂愁シリーズですが当店の今シーズンのおすすめとして

雑誌の「naturela」さんでもご紹介しています。

春夏号ですのでまだ書店にも並んでいるかと思います。

そちらもご覧いただければ幸いです。

 

 

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2022.05.21

 

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